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吉澤一彦オフィシャルブログ

2016年1月のスポーツ紙は?

2016年01月31日
前回、前々回のこのブログでは、一般紙の2016年元日の一面及び社説の比較をしました。
今年の場合は、社説はともかく、一般紙の一面には驚くようなスクープはありませんでした。

では!スポーツ新聞はどうだったのか?
スポーツ紙も一般紙同様、満を持して元日にスクープを持ってくることが過去にはあったのですが、
こちらも、今年は、これといった大スクープ、各紙が後を追うような記事はありませんでした。

ところが、1月も半ばにきて、まさに芸能界を揺るがすようなスクープが飛び込んで来たのです!!
”SMAP解散騒動”です!

このニュースは、日刊スポーツとスポーツニッポンのスクープ合戦で幕を開けました。
ただ、日刊とスポニチ、1月13日のスクープからニュアンスが微妙に違っていました。

まずは日刊スポーツ!
1.13上
1.13下

こちらは、”SMAP解散” ”キムタク以外独立”と、解散は決定的!の見出し。

一方のスポニチは?
1.13上
1.13下

”SMAP分裂危機” ”退社も 中居 稲垣 草彅 香取”の見出し。
スポニチは、解散騒動が勃発した・・というニュアンスだったのです。

その後も、両紙の温度差には微妙な違いがありました。

日刊スポーツは・・
1.14上
1.14下
1.15上
1.15下
1.16上
1.16下

スクープした翌14日から3日間は、最初に報じたように、解散は決定的という流れ。

これに対してスポニチは・・
1.14上
1.14下
1.15上
1.15下
1.16上
1.16下
 
・・rと、日刊とは対照的に、分裂回避を探るような記事。

そして・・解散の潮の流れが変わり始めたのが17日の両紙の紙面。

日刊スポーツ
1.17上
1.17下
スポーツニッポン
1.17上
1.17下

この辺りに来て・・日刊とスポニチの勢いが逆転し始めたのです。

ただ、”分裂回避!と自信満々に?見出しを打ったスポニチも翌18日は・・
1.18上
1.18下
日刊スポーツも・・
1.18上
1.18下

スクープした両紙とも、まだまだ予断を許さない情勢・・という見出し。

ところが、この18日、一気に両紙に追いつくような見出しを打ってきたスポーツ紙がありました。

1.18上
1.18下

日刊、スポニチに遅れを取っていたサンケイスポーツが”へ”の字は付いていたものの
”SMAP存続へ”と、2紙が打てなかった”存続”の二文字を見出しに入れたのです!
まさしく、最後の最後で2紙に追いついた!って感じでした。

ちなみに、他のスポーツ紙も14日から一斉に追いかけたのですが
面白かった?のが15日の報知新聞でした。

各紙とも一面がSMAP解散報道だったのに対し・・
この日の報知の一面は・・読売巨人軍のコーチミーティング。

さすが!私と古舘君がかつて「やじうま」で名付けた報知新聞のキャッチコピー・・
隠れ巨人ファンの踏み絵!
今となっては、あまりいい言葉とは思えませんが、私はこの報知の個性を尊重したいと思います。

SMAP解散報道は、テレビの生放送でメンバーが説明した翌日まで続きましたが、
この翌日の19日には、ついに毎日新聞と産経新聞の一般紙までが一面で取り上げたのです。
特に毎日新聞は、産経新聞が2段の大きさだったのに対して・・写真を入れて5段の掲載。
それもそのはず、毎日新聞は14日のスポーツ面で、こんな紙面を作ったのです。

まずは見開き左面で・・・
スポーツ面左上
スポーツ面左下
そして・・右側も・・
スポーツ面右上
スポーツ面右下

見開きスポーツ面の大見出しや小見出しに・・
SMAPの歌のタイトルをこれでもか!と言わんばかりに引用して来たのです!
整理部の人たちも、SMAPは解散して欲しくない!みんなで応援しよう!という気持ちだったのでしょうか?
この紙面は、当日の「報道ステーション」でも取り上げていましたが、この遊び心には、思わず拍手してしまいました。

いずれにしても、興味がまったくない方は別として・・正月早々、芸能界、マスコミを驚愕させたSMAP解散騒動!
しばらくは・・影響は残るでしょうね・・!















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2016年元日の社説比較

2016年01月25日
今年の各紙の元日の一面トップは、驚くようなスクープ記事はなく、
また、各紙の姿勢も、毎日新聞と東京新聞が安倍政権への懸念に触れていた以外は
さほど目立った記事はありませんでした。

では、各新聞社が今年、記事を書くベースにするであろう元日の社説はどうか!

20160121151219-0001.jpg  20160121151245-0001.jpg  

毎日新聞は・・2016年を考える・・として”民主主義”のタイトルで・・見出しは”多様なほど強くなれる”
18歳選挙権がスタートする今年夏の参議院選挙に向けて、民主主義をもう一度考えてみるとの社説。

東京新聞は”歴史の教訓を胸に”の見出し・・で
福島第一原発事故や戦争を例にあげて”時代が揺れるほど、歴史の不動の教訓を胸に抱いていたい”との社説。

やはり、この2紙は、一面トップを裏付けるかのように、安倍政権に危惧を感じるというニュアンスになっていました。

では、この2紙と若干差異はあるものの、歩調を合わせる朝日新聞は・・

20160121151304-0001.jpg

見出しは”分断される世界 連帯の再生に向き合う年”との見出しで・・
地球が傷だらけで新年を迎えた・・の書き出しで、世界はたくさんの分断線におおわれているとして・・
日本でも、経済や沖縄の問題を挙げて・・
社会の分断は民主主義にとって脅威である。
民主主義が壊れる前に、分断という病理を直視し、そこにつけこまない政治や言論を強くしていかなければならない!・・と。

正直、ちょっと難しい流れではありましたが、まとめは、毎日、東京と同じように「民主主義」の危機を説いていました。

では、一方の論調は?

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産経新聞は一面に論説委員長の社説を載せていましたが、その見出しが・・”再生に向かう力の結集を”
なんと!”再生”の二文字が朝日新聞と一緒で、ちょっと驚きましたが
その内容は、前掲の3紙とはまったく対照的なもの。
まず・・国の立て直しを加速する年を迎えた・・の書き出しで・・
夏の衆参同日選を視野に入れ・・日本の底力を発揮できる環境を整え、懸案解決にあたってほしい。

では・・読売新聞は?

20160121151341-0001.jpg

”世界の安定へ重い日本の責務 成長戦略を一層強力に進めたい”との見出しで・・
書き出しは・・国際秩序の安定をどう取り戻すか。世界は今、大きな試練に直面している・・と
書き出しだけ見ると、朝日新聞と同じような感じですが、読み進めていくと・・
小見出しで・・「対テロ」連携が急務だ・・安保法制の有効運用を・・政権安定度占う参院選・・等々の内容。

そして・・日経新聞はというと・・

20160121151358-0001.jpg

こちらは経済紙らしく・・タイトルが「日本経済生き残りの条件」・・
そして、見出しは・・”新たな時代の「追いつき追い越せ」へ”
小見出しも分かりやすく・・”ズレた自画像ただす””範はスイス・オランダ”

こうして並べて見ると・・
まさしく元日の社説は・・各新聞社の姿勢を改めて、はっきりと表明する舞台のようですね。


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2016年元日朝刊一面!!

2016年01月25日
今年は、まずはこの記事を最初にアップする予定でした。
前の記事でも触れたように、今年は新年早々、まさにキャスター受難の年を象徴するニュースが飛び込み
元日の記事なのに、一月も後半になってしまい、大変申し訳ありませんでした。

なお、その記事をアップした1月10日、「やじうま」のコメンテーターをして下さっていた竹田圭吾さんが急逝されました。
番組だけでなく、アメフトの試合会場でもお会いしたりしていて、
普段のその温和なお人柄と、番組で放つ鋭く的確なコメントには敬服していました。
51歳、あまりにも若すぎて、本当に残念ですが、謹んでご冥福をお祈り致します。

さて、2016年の元日の朝刊一面です。
元日の一面は、翌日新聞がお休みすることや、年の最初の紙面ということで
過去、各新聞は満を持してスクープを持ってきました。
記憶にあるところでは・・

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これが1995年の読売新聞元日一面。
この年の3月20日、13人が死亡、6千人以上が負傷した地下鉄サリン事件が発生したのです。

また、近いところでは、2014年東京新聞元日の一面
20160121150915-0001.jpg

まさに・・各紙がここぞとばかりのスクープを用意していたのですね。

では、今年の各紙一面はどうか!

20160121151027-0001.jpg  20160121151007-0001.jpg

毎日新聞と東京新聞は、昨年来の安倍政権への懸念を、今年もしっかりと元日紙面で掲載。

では、読売新聞と産経新聞は・・

20160121151046-0001.jpg  20160121151105-0001.jpg

こちらは、独自取材のスクープですが、教科書の選定に再考を・・の解説は、読売新聞の姿勢でしょうか?

この4紙に対して・・

20160121151123-0001.jpg  20160121151145-0001.jpg

朝日新聞と日本経済新聞は特集を一面トップに。

元日の一面トップは、このような取材をして作る特集も多々あるのですが、
今年最初に読む朝刊の一面トップ。
個人的には、他紙に対抗してスクープでスタートして欲しかったですね!

次回は、元日の社説を比較してみます。













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新年早々・・!

2016年01月10日
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

今年最初の記事は、当初、2016年元日の朝刊の各紙の一面、及び社説の比較をするつもりでした。
しかし、構想を練ってる最中に、こんな記事が掲載されました。

1月8日朝日新聞朝刊社会面
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昨年最後にアップしたブログに、2015年はキャスター受難の年?!というタイトルで記事を書きました。
ところが、冷静に考えてみると、受難は今年2016年だったのですね。

昨年のブログの中で引用させて頂いた新聞画像を読んで頂くとお分かりになると思いますが、
今年3月で、テレビ朝日「報道ステーション」の古舘キャスター、TBS「NEWS23」の岸井キャスターが降板。
そして、なんと!同じ3月いっぱいで、NHK「クローズアップ現代」の国谷キャスターまでもが番組を降りるというのです。

記事によれば、番組の担当部署は国谷キャスターの続投を強く求めたものの、
NHKの上層部が”内容を一新する”という方針を打ち出したとのこと。
しかし、1993年から当番組のキャスターを務めてきて、茶の間にも完全に定着していた国谷キャスターを降ろす理由は
一体どこにあったんでしょうか?

今年は7月に参議院選挙が行われます。
最近の報道によれば、衆参同日選挙の可能性もあるようです。
大物キャスター3人の・・奇しくも!3月いっぱいの同時降板。
7月まで3人がいたら、どんな発言をしていたか!

ちょっと残念です。
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